【生活の延長で起きること|キシミール体験ログ:DAY 01】

当店は『横浜駅』にて
創業40年の小さな個人経営店
ファッションヘルス《キシミール》です🧺
この記事は、まだ風俗店に行ったことのない男性の、とある一日の流れをあらわした情景である。
もし貴方が同様に、「そんな状況を想像はしてみても」、実際の行動として迎えたことがないのであれば、疑似体験として体感してみるのもアリだろう。
もしかしたら、少し先に経験するかもしれない時間の、予行演習をどうぞ。──
この記事では当店のオリジナル魔除けキャラクター「あぱらぎ」も“見届ける者“として登場するよ🐶
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▫️0:はじまりの日
朝、目を覚まして、枕元のスマホに手を伸ばす。
通知を確認して、天気を見て、いつもの動作を淡々とこなす。
画面をスクロールしていると、ひとつのタブが目に留まった。
昨晩、何気なく開いたままのページ。
閉じ忘れたまま、そこに残っている。
《キシミール》のサイトだった。
「……あぁ、…妙な店だったな」
指先を止めて、少しだけ画面を眺める。
特別なひいき目を持ったわけでもなく、今日の予定に関わるわけでもない。
ただ、未経験への興味で、“色んな店舗を覗くうちの一つ“だったモノと認識して、いつもの日常の流れに戻ろうとする。
――誰かに見られらたらハズいし、、消しとこ。
そう思いながら、ブラウザのタブを削除して、身支度に移った。
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あぱらぎ🔭:
「……今日は彼を見守るよ。
主人公は、日々に不満があるわけでもない。けど、だからこそ、毎日に“意味なんて無いんじゃないか?“と、ぼんやり生きているみたいだね。」
ビジネスコラム | 創業40年目|『横浜駅』の裏事情・情報ブログ|個人店【キシミール】
▫️1-1:通勤・社内
通勤電車に揺られながら、彼はぼんやりと見慣れた車窓を眺めていた。
──自分は、たぶん無難な人間だ。
仕事も人間関係も、大きく外したことはない。
目立つほど頑張ることもなく、かといって手を抜くこともない。
気がつけば、いつも「ちょうどいい位置」に収まっている。
それは、居心地の良さでもあり、同時に、特段な意味を求めない生き方でもあった。
会社に着き、いつものようにフロアへ入る。
「ちっす」
軽く手を上げながら挨拶すると、すぐに何人かの声が返ってくる。
「おー、おはよ」
「おはようございまーす」
少し遅れて、誰かが笑い混じりに言った。
「ったく、おまえ挨拶はちゃんとしろよ。おはようございます、だろ?」
「うっす」
そう返すと、周りからまた笑い声が上がる。
彼は、こういうやり取りに助けられてきた。
気負わずに済む空気。
多少の抜けたところも、そのまま受け止めてもらえる環境。
デスクに着くと、自然と仕事に意識が切り替わる。
やるべきことは自分なりに整理されていて、手順も分かっている。
時間は淡々と進み、気づけば昼を過ぎ、午後の予定も一つずつ片付いていった。
▫️1-2:退勤・帰路の前
定時はやや過ぎているが、最後の確認を終える。
「お疲れした」
そう声をかけると、周りからも同様の言葉が返ってくる。
ビルを出たとき、空はすっかり夕方の色に変わっていた。
家に帰る前に、『横浜駅』の本屋へ足を向ける。
休憩中に、前から気になっていた本があったことを思い出してのことだ。
棚の前に立ち、背表紙を順に追っていく。
タイトルを確認しながら、一段ずつ見ていく。
しばらくして、目的の場所に辿り着く。
「あちゃー」
探していた本は、今日は並んでいなかった。
店員に声をかけるほどでもなく、取り寄せるほど急ぎでもない。
周囲を一度見渡してから、軽く息を吐く。
予定は、ここでひとつ空白になる。
次に何をするかは、まだ決めていない。
本屋を出て、『横浜駅』とは反対の方向へ、何となく足が向いた。
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あぱらぎ🔭:
「……今日もよくがんばったね。
でも、やっぱり何かを求めて、“知りたい“って思ってるんじゃないかな。」
▫️2-1:あの店の前
本屋からの帰り道、足取りは相変わらず定まらない。
少し歩いたところで、頭の隅に引っかかっていた記憶が、ふと浮かぶ。
——あ、そうだ。
この辺だった気がする。
ドンキから相鉄ムービルの方へ曲がり、通りを真っ直ぐ進むと横浜西口一番街が見えてくる。
さらに進んで、串カツ田中の角を右に曲がり、少し歩くとパブリックスタンドが見えた。
そして、その隣に古めかしい茶色のビルがある。
そこが古着屋やレコードショップ、飲み屋にファッションヘルスにと、個性豊かな店が入る[アネックス横浜]だ。
意外と距離は短く、横浜駅周辺に慣れていれば迷うほどでもない。
ほどなく、昨晩スマホで見た看板が視界に入る。
「2F…2階か」
古着屋に来た風を装い、階段を上がり、例の店の前で立ち止まり、ほんの少しだけ近づく。
外から中の様子を窺うように、あけ開かれている入口に視線を向ける。
「UKロック…?」が、流れている。
こういうお店のイメージよりも地味で、文化祭の出し物のような手作りな空気が漂っている。
そのとき、中にいた人と、目が合った。
間を置かず、穏やかな声が届く。
「こんばんはー」その一言だけ。
考えるよりも早く、口が動く。
「……うっす」
いつもの調子で、反射的に返した声。
挨拶が交わった、その流れのまま、気づけば一歩、中に足を踏み入れていた。
▫️2-2:店内
中の空気は、外よりもさらにゆるい。
迎入れられるまま、自然な流れで受付を見せてくれた。
説明は簡潔で、無駄な営業会話もなかった。
気づけば会計も終わり
「はじめて、入ってしまった…」
そう心の中でつぶやきながら、待合室で腰掛ける。
周囲を見渡すと、棚には本が並び、哲学や思想に関するタイトルが目に入る。
ギターが立てかけられ、テレビの下には、見覚えのあるレトロゲーム機。
——スーパーファミコン。
画面には、普通のバラエティ番組が流れている。
待つ、というより、そこに居る、という感じ。
──そういや、“彼女の実家に遊びに来た感覚で〜“って書いてあったな
この、まったりした場所の流れに、身を預けてしまった。
予期していなかったはずの「はじめて」が、
もう、始まっている。
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あぱらぎ🔭:
「……生活の延長の中で、気になる何かがあったんだね。
厳選や特別とも違う、日常のちょっとした遠回り、寄り道。“いつも“の映り方が少しだけ変わるキッカケ。」
▫️3-1:体験ちゅう
部屋に入ると、必要最低限といった、こぢんまりとした空間だった。
広くはない。むしろ狭い。
けれど、窮屈さは感じない。
むしろ、どこか安心さえ覚える。
店に入ったときから感じてはいたが、実際この場所は、誰かのお宅にお邪魔しているような感覚に近かった。
初めての体験ということもあって、身体は正直に反応している。
心拍が少し早くなり、呼吸も上ずりそうだ。
それでも、不思議と心は穏やかだった。
女性キャストさんからの声のかけ方、言葉の選び方、間の取り方。
すべてが柔らかくて、のんびりと感じられる。
触れているのに、踏み込まれすぎない。
近くにいるのに、パーソナルな距離が守られている。
ドキドキしているはずなのに、どこか安らいでいる。
——あれ、俺、今どんな顔してるんだろう。
そんなことを考える余裕が、ふと生まれる。
人生観が一変するような神秘的な出来事があったわけじゃない。
魔法使いから賢者に進化したような、劇的な変化が起きたとも思えない。
ただ、何かが一枚、静かにほどけたような感覚だけが残る。
それは…なんと形容しよう。
──うん、ホッとした、モヤが晴れたって、感じだろうか。
▫️3-2:帰り際
身ごしらえを直し、来たときと同じ道を戻る。
玄関の前で、受付の人が声をかける。
「1日お疲れさまでした」
その言葉を聞いて、考えるよりも先に、声が出ていた。
「ありがとうございました。
お疲れさまでした」
言い終えてから、ほんの一瞬、間が空く。
自分の口から出た言葉に、若干の違和感を覚えたような。
軽く会釈をして、外へ出る。
外の空気が、来たときよりも少しだけ、身軽に想えた。
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あぱらぎ🔭:
「……本人は気が付いていないだろうけど、言葉遣いが丁寧になったね。
きっと、顔つきとか姿勢とか、そういう小さな、あとから周りに言われて気が付く変化なんだろうね、キッカケって。」
【女性キャストへの取り組み| 創業40年目|『横浜駅』の裏事情・情報ブログ|個人店《キシミール》】
▫️Re:帰り道
店を出ると、夜の風が肌に触れる。
通りの景色は、来る前と変わらないし、街灯の明かりも、行き交う人の足音も、いつもの帰り道そのままだ。
歩きながら、ふと、考えが浮かぶ。
——意味、あったのかな。
一瞬だけ振り返りそうになって、すぐに、心の中で言い直す。
——ま、いまは意味なんかいらないか。
そう思ったはずなのに、なぜか、口元が少しだけ緩んでいる。
数歩進んでから、もう一度、自分に問いかける。
「俺、何しに来たんだっけ?」
思い出して、小さく笑う。
「あ、本。本だ。ネットで注文すっか」
スマホを取り出し、画面を操作しながら、足は自然と『横浜駅』へ向かう。
今日という一日も、いつもの一日とほとんど同じ形で終わろうとしている。
──ブルっ、ブルルルーっ
「もしもし、今帰り。えっ、何もないよ、何がよ?…ありがとぅ、ございます…」
Fin.
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この情景は、なんらスペシャルな初体験を描いた記念日のキリトリでもない。
固唾を飲んだ決断も、劇的な人生観の変化も、明確な答えも用意されていない。
ただ、ある一日が、微妙に違った手触りで通過する。
自分では変化にさえ気がつかない、そんな体験記録だ。
読んだ貴方も、何かを感じてもいいし、何も感じなくてもいい。
けど、周りから見ると、私たちの日常は、そうやって、確かに前に進んでいく。
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あぱらぎ🔭:
「……お疲れさまでした。
人生って、じんわりなんだよね。
今日はなんてことなく想えても、明日は微かに向きを変えている。
意味は自分で付けるより、周りが気付かせてくれる。
また明日もお互いに善くしていこうね!」

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