【大人になるほど、人に弱音を吐けなくなる|キシミール小噺3】

まくら|飲み込んじまう言葉
さてさて今日の《キシミール》小噺。
『横浜駅』の片隅から、男の本音をひとつ。
文太郎、今日も景気よく頼むよ📜

ブン太:
「へいっ、兄さん、本日の演目はこちらでございます!」
一席|強くなったのか、慣れただけか
大人になるってぇのは、奇怪なもんでね。
昔はポロっと出ていた弱音も、いつの間にか喉の奥でウッと、止まるようになる。
「まぁ大丈夫です」
「なんとかやってますよ」
そんな言葉が口癖になって、気がつきゃ本音を飲み込むのが上手になっちまう。
周りから見りゃ“しっかりした大人”ってやつだが、本人からすりゃ、ただ言わなくなっただけってことも多い。
ニ席|言えない理由ってやつ
弱音を吐けなくなるのには、それなりの理由がある。
立場があったり、守るもんが増えたり、あるいは単純に「格好つけたい」ってのもある。
なんなら、誰かに頼るより、自分でなんとかした方が早ぇって思うようにもなる。
けれどな、そのぶんだけ、心ん中に溜まっていくもんもある。
本当は、ちょっとこぼしてからまた呑み込みゃいいだけなのに。
ほんの一言、「俺もよくやってるよな」って言えたら楽になるのに。
それすらも、なかなか口に出せねぇ。
トリ|言葉にしなくても、伝わるもんがある
だがね、人ってのは面白いもんで、“雰囲気が物語る“ってこともある。
居酒屋、スナック、バー。
カウンターで呑むんだって哀愁として背中が語る。
「どうしたの?」
「無理しないでね?」
何気ない声掛けだったり、顔見せただけでも滲み出る吐露ってのがある。
そんな中で、ふっと荷が降りる瞬間があるんだからありがてぇ。
《キシミール》は、そんな“察して労い合う場”でありてぇと思ってる。
弱音を吐くのに口下手だっていいさ。
そりゃ寧ろ、寡黙で硬派な男ってもんよ。
けれど、ずっと胸の内で抱え込む必要もねぇ。
たまには、言葉にならねぇ気持ちごと、
日頃がんばる男の背中、佇まいで置いていける場所があってもいいじゃねぇかってね。
ブン太:
「かぁー兄さん、横浜ブルーラインに“忘れ物が多い”ってのも、ありゃ男の置き土産でしたか!」
おいおい、そりゃ単なるおっちょこちょいだ。
〜さて、本日の小噺はこの辺で。
また気が向いた頃に
『横浜駅』にてお立ち寄り。
ブン太:
「なるほどなるほど…“弱音が言えないのも、人情対話の肴になる”ってお噺でござんしたか🪭
今宵も知恵になりやした!」
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